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映画が教えてくれたこと

ロキがやはり神ドラマだった!画面の前で拍手する感動を味わいました!

皆さまご機嫌よう。

今回は、MCUドラマ『ロキ』シーズン2の感想です。

いやぁ、面白かったですね。
『ロキ』はやはり神ドラマでした・・・!

語りたいことが多いので、さっそく本編いきます。

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相変わらずジェットコースター

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『ロキ』シーズン2でも、
相変わらずのジェットコースター的展開力で楽しませてくれました。

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ロキのドラマの魅力は、物語の面白さもさることながら、なんと言っても
予測不能な緩急のあるジェットコースター的展開なんですよね。

シーズン1から確立した良い意味でファンの期待を裏切り、
最後には大きく期待を上回って終わりを迎えるという展開力。

それが今シーズンも顕在なのが何よりも嬉しかったです。

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1話でいきなりトンデモ人物『ウロボロス』とトンデモ装置『時間織り機』が登場して、すかさず視聴者を圧倒。

エンドゲームの時と同じ時間の感覚はTVAでは通用しないことを全てを覚えているウロボロスとの会話で見せつけて、

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終いには時間軸を安定させるために人が『時間織り機』の近くまで行ってどうにかしなければならないという設定までぶち込んでくる。

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時間軸を織り上げるってなんだよ。
どうしてそんなことが出来る前提なんだよと。

もうね、とんでもないです。
やはり視聴者を惹きつける力が群を抜いて高いですね。

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目に見えない概念的な時間というものが見える化されていて、
本来物凄く複雑な話のはずなのになぜか分かりやすい。

時間に対して徹底的に物理で解決しようとするTVAも最高でした。

これぞ見たかったTVAの在り方ですね。

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舞台背景も、時間を取り扱うだけあって様々です。

古き良きシカゴ万博のアメリカが舞台になり、クアントマニアのポスクレでちらっと出ていたカーンの変異体ビクター・タイムリーが登場しました。

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コミックでも出てきているタイムリーでしたが、何故か気弱な吃音症持ちのキャラクターになっていましたね。

ジョナサン・メジャースの演技の振れ幅が凄まじすぎて、俳優としての恐ろしいほどの実力を感じずにはいられませんでした。

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こうした爆弾的な要素をたくさん放り込んでおきながら、全編ノンストップで息つく暇もなく怒涛の展開をお届けというわけでもないのがロキ。

丁寧に描きたいところは丁寧に、怒涛の展開で描きたいところはそれに相応しく劇的に描いています。

場面場面での描き分けも非常に上手なのですね。

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丁寧な描写で描いてる瞬間も退屈に感じることなく、まるで次の絶叫ポイントまでの坂を上っているかのような感覚に陥らせてくれます。

正にジェットコースターのような、という表現が相応しいドラマです。

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この緩急が、ドラマ『ロキ』を観る人を掴んで離さない作品たらしめているのだと思います。

シーズン1と変わらない軸

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そんなシーズン1に引けを取らない圧倒的展開力を持ったシーズン2ですが、物語の軸自体は、シーズン1と変わっていません。

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ロキは、自分では気づかずにそうしているのかもしれませんが、ヒーローになる道を突き進んでいます。

もっと言うと、彼は友達を救いたいという一心で、時間軸の消失というヤバすぎる現象を解決しようと悪戦苦闘しているのです。

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悪戯の神であるがゆえに、なかなかできなかった友達。

常に人の上に立つ存在であることを自負して生きてきたのでしょう。

神だからこその高慢な性格が人を撥ねつけ、結果的に彼には友達というものが長い間できなかったのだと思います。

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しかし、TVAというトンデモ組織の中では、そんなロキを神として扱う者は誰一人としていませんでした。

1人の人として馴染める感覚が、ロキには心地良かったのでしょうね。

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1000年を超える長い人生の中でもっと崇高な視点には至らなかったのか?

生まれ出でしもの全てを愛し慈しむ的な。

お前何歳だよとは言いたくなりますが、まあゲームチャットで暴言吐いてる兄貴にも言えることなので可愛げのある神様たちと目を瞑りましょう。

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ロキは対等に話せる友達が出来て心底嬉しかったのです。

だからこそ友達を守りたいと思えたし、TVAの創り上げた『神聖時間軸』の守護者に自分がなろうという考えに至ったのだと感じます。

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ロキというキャラクターが、更に人間的で愛着あるものになりましたね。

とんでもなく複雑に入り組んだ非常事態が起こっているのに、
それを解決する人物の行動原理はとてつもなくシンプル。

そんなところもロキというキャラクターの魅力だなぁと感じます。

魅力的なキャラクターたち

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ロキに出てくる登場人物は、全員が魅力的なんです。

主要人物はそれぞれが自身の考えを持っていて、納得のいく行動をとっています。

ロキの変異体であるシルヴィは、可能性の分岐を縛り付けている『在り続ける者』を殺して自分の人生を探して必死に生きようとしていますし、

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ミスミニッツは黒幕のように見せておきながら、
ただ『在り続ける者』を愛してしまっているだけの純粋な機械生命体。

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ラヴォーナは、明確に真実を知りたいという想いを抱えていながら、結果的にミスミニッツに振り回されている。

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こうした登場人物の思惑が絡むことで何らかの事件が起きるので、
それが物語に納得感と深みを与えています。

シルヴィが在り続ける者の変異体であるビクターを見逃す場面など、
ぐっとくるものがありました。

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この物語にもう一つ深みを与える何かを提案するとするなら、
メビウスの裏切りが見てみたかったというのはありますね。

メビウスが、ロキに最も近い相棒のような存在でありながら、最初から最後まであまりにも良い奴すぎます。

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時にはロキに反発し、彼を裏切るような行動をするところも見てみたかったなと思います。

そうした紆余曲折あってこそ、和解して団結した時に新鮮な感動が生まれますから。

キャップとアイアンマンのような、
喧嘩はするけど互いを認め合っているというようなバディ関係をロキと築けたとしたら、より物語に深みが生まれたなと感じましたね。

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全員が団結した時に、『うん、でしょうね』という感情しか抱けなかったのは、正直勿体ないなぁと思ったところです。

カーンの脅威をより描写している

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シーズン1の考察の中でも触れましたが、
やはりこのドラマの功績はカーンを詳細に描写していること。

シーズン2は、『在り続ける者』が映像的に復活したことでそれが更に色濃く表れています。

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シルヴィに『在り続ける者』が殺されたのも、言ってしまえば過去の話。

時間を超越できるようになったロキは、そんな過去にも当然戻れてしまう。

そして『在り続ける者』は、そんな未来をも見透かして、全てわかっていたような口ぶりでロキに語りかけてくる。

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この展開はとても好きでしたね。

時間という概念を超越した存在というものが良く描かれていましたし、
本来シルヴィなど敵にすらなっていないというのが伝わってきました。

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このスーパーパワーを完全に超越した圧倒的な強さ。

これこそが征服者カーンなのだと、制作陣に説明されている気がしました。

征服者カーンを説明するという意味でも、このドラマはMCU作品として優れていると言わざるを得ないです。

なぜ映画でやらないのか

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『ロキ』の物語は単体として十分に面白いし、
MCUとしても今後に繋がる劇的な展開として仕上がっています。

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他の記事でも再三言っていますが、
だからこそなぜ神映画にしなかったのかが疑問です。

こんな素晴らしい作品を作ったとしても、観られなければ意味がない。

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マーベルスタジオは、作品が増えていくごとに新規さんやライト層の参入障壁が上がっていくことを分かっているはず。

こんな重要な話をドラマでやってしまっていいのだろうか。

今後どのように映画でマルチバースサーガを展開していくつもりなのかと
制作陣に問いたいというのが正直なところです。

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ドラマ『ロキ』は、今からでもシーズン1とシーズン2をまとめて一本の映画として公開するべきだと本気で思っています。

マーベルスタジオの真意は分かりませんが、
視聴側の腰の重さを見誤っているなとは感じます。

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だからこそ制作側が、素晴らしい作品を普及していく努力を軽んじるべきではないと思いますね。

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マーベルスタジオの一存だけでどうこうできた問題ではなかったのかもしれませんね。

ディズニーはCEOの交代からの前のCEOに戻ると何やらバタついてもいますので、ここから上手く巻き返しを計って欲しいなと思います。

最後に

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『ロキ』、神ドラマでした。

だからこそ、マーベルスタジオの最近の展開の仕方を残念に感じます。

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自分は制作過程が収録されたメイキングを見るのも好きなので感じるのですが、マーベルスタジオは物凄く温度が高いのですね。

制作陣全体の温度が高いからこそ、その熱が視聴者に伝わると信じて、実際に普及していくことを軽んじている気もします。

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それがディズニーとしての会社全体の結論なのかマーベルスタジオの舵取りの末の結論なのか。

内部の実情を知らないので、ことの真相は分かりませんが。
自分はこれまで通りメインどころの話は映画主体に戻って欲しい派ですね。

ディズニープラスでは、知る世界観をより楽しめるようになるスピンオフ的な作品を公開してほしいなと思っています!

その方が新規層、ライト層にも楽しんでもらえる間口が広がるのは明白ですしね。

ブログは、言いたいことを好きなだけの文字数で語れるので、
話したいことを話したいだけ話すのにいいSNSだなと思います。

Youtube動画で好きなだけ喋るなんて言うのも流行ってますし、自分の気の済むまで話の出来るSNSってとても有意義だなと思います。

自分は、制作に携わっている人にもあわよくば届けばいいなぁと思って熱く書いてますね。

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ネットに残して誰かと共有できることに意味があると思って、
今日もせっせと記事を作ってるってなわけです。

楽しいからというのが一番の理由ですけどね。
好きな作品を好きなだけ語れるって、やっぱり楽しいです。

これからも、MCU関係の記事はこちらに随時まとめていきます。

あ、Xもやってます。
文字数制限がどうだとか言いましたが、XはXで好きです。

こちらでも好きな作品についてご紹介したり、ブログの更新を告知しているので、是非見てってください。

気付いたらものすごく長くなっているので、
今回はこれくらいで終わりにしておきましょう。

話が少し脱線したので、最後にこの記事で一番言いたかったことを。
『ロキ』は、神ドラマでした。

それでは皆さま。

とわに時を、いつでも。

ではまた。

 

 

 
 
 
 
 
 

ロキが時間管理局に捕まった!?ドラマ『ロキ』がぶっ飛んでて面白すぎた!

皆さま、ご機嫌よう。

今回は、今後のMCUの超重要作品。
魅力的なMCUドラマ『ロキ』について話していこうと思います。

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不思議な世界観

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このドラマはアベンジャーズ1で捕まったロキが、別空間にワープして逃げるところから始まります。

この時点で大分尖ってますよね。

これは、エンドゲームで描かれた展開の一つでした。
この時からロキの構想を考えていたのかと思うと、もう凄すぎますね。

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ロキが飛ばされたのはモンゴルのゴビ砂漠
まんまとしてやったりなロキですが、そんなロキの前に謎の集団が。

有無を言わさず、連行されるロキ。
そこで彼は、何を目にしたのでしょうか。

TVAという組織

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はい、彼が目にしたのは、TVAなる組織です。

『時間』と『空間』を管理する組織ですね。

今までで最もヤバい団体に、ロキは捕まってしまいました。

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TVAは何というか、レトロフューチャーとアナログが掛け合わされたようなデザインで大好きです。

例えるなら、ゲームのフォールアウトのような。
アメリカ50年代の雰囲気が漂うデザイン性ですね。

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製作者インタビューを見てみると、

『TVAは未来的な組織だが、ただ映像的にハイテクノロジーというだけでなく、過去も未来も織り交ぜた『浮世離れ』した組織として魅せたかった』とのこと。

この上なく成功していると思います。

TVAのビジュアルで一気にドラマに惹き込まれましたから。
これはまた、とんでもないものが始まったなと思わせてくれました。

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アニメーション演出

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TVAの魅力は、留まることを知りません。

アニメーション演出も魅力的でした。
アニメーションで演出するというのもフォールアウトっぽいですね。

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今から大事な話をするよとばかりに、実写から突然アニメーション演出に切り替わります。

何とこれまでのMCUの出来事は、『神聖時間軸』の中でのみ起こっていたということを、短いムービーで説明してくれます。

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それを守っているのが『TVA』だと。

そうきたかと。

全く、型破りなことをしてくれます。
所々に登場するミス・ミニッツもかわいかったですね。

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昔ながらのアニメーションで動く姿がとても良い味出してます。

何というか、ドラマ『ロキ』は全体的にちょっと狂気を感じるんですよね。

LOKIのロゴとか、エンディングの曲に至るまで。

明らかに普通ではないというか、正に『浮世離れ』した映像体験です。

インフィニティ・ストーンの扱い

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はい。これは賛否あるとは思いますが、やっぱり触れないとですね。

これまで世界の命運をかけて繰り広げられてきたMCUの最重要アイテム『インフィニティ・ストーン』が、TVAでは文鎮代わりに扱われてます。

この演出には度肝を抜かれましたね。

これまでのインフィニティ・サーガの軽視ともとれる演出に、ファンの間でも賛否巻き起こった映像でもあります。

しかし、

この映像が真に伝えたかったのは、新たなサーガが幕を開けるということ

だと思います。

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これまでのMCU以上のことがこれから起こっていくぞということを、一瞬の映像で圧倒的な説得力をもって伝えようとした演出なんですね。

同時に、この不思議なTVAがどれだけヤバイ組織なのか視聴者に一瞬で理解してもらう。

この演出には、そんな狙いが込められていたのではと思います。

自分とのラブストーリー

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これからどれだけ破天荒なドラマが始まるんだと期待していた第1話。

度肝を抜かれることが次々と起こりますが。

話数が進んでいくごとに、だんだんとロキのラブストーリーに。

相手はなんと、自分。

いたずらの神であるロキらしい展開力に思わず笑ってしまいます。

え、何見させられている?

と思わされる自分とのラブラブさ加減が面白かったですね。

ロキの成長の物語

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このドラマを通して、ロキはどんどんと成長していきます。

冒頭では、アベンジャーズ1のどうしようもないロキでした。

しかし、TVAにてエンドゲームで自分が死ぬ映像を見せられたことで、ロキの精神はエンドゲームで死ななかった自分というところまで一気に引き上げられました。

これはとても味な演出でしたね。

エンドゲームで死んだロキを安易に生き返らせることはせず、その魂を継いだロキを主人公にしていく。

正に、今作の肝である『変異体』という考え方にマッチしている手法だと思います。

ヒーローになるロキ

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エンドゲームの自分の結末を疑似体験しているロキは、自分はどうすればそのような最期を遂げなくて済むのかを自問しています。

傍らには、かつての自分と同じような考え方のシルヴィがいて、彼女を自分と照らし合わせながら、ロキは宇宙を守るという決断を下しました。

いたずらの神であるはずの宇宙などどうでもいいと思っていたはずのロキが、最後にはヒーローのような言動を口にするようになります。

それを理解できないシルヴィ。

生い立ちが違うとはいえ、彼女もロキです。

なぜ自分なのに分かってくれないのかというやり取りがまた、ラブストーリーとしても切なくて良かったですね。

ジェットコースターのようなドラマ

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ドラマ『ロキ』の魅力は、展開力です。

どの話数を切り取っても一定の展開力というわけではなく、
緩急をつけたジェットコースターのような展開力がとても素晴らしいです。

前回あれだけ進んだのに、今回は全然話進まない。

前回進まなかったから今回も進まないんでしょと思っていたら、度肝を抜くレベルに話が進む。

この、視聴者の期待を良い意味で裏切っていく展開力が、ドラマ『ロキ』の大きな魅力です。

正にこのドラマの本質を良く捉えている進行ですね。

毎週追わずにはいられなくなる、そんな見る人を惹きつけて離さない魅力が詰まっているんですね。

笑える要素

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このドラマは、笑えるところが多いです。

時間と空間を扱うというものすごくヤバいテーマを扱っているのに、毎話毎話ギャグが散りばめられています。

怒涛の展開の連続の中でシリアスになりすぎない笑える要素が点在していて、物語へより惹き込んでくれます。

大量のロキ

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ロキが大量に出てくるのも魅力ですね。

これも、変異体という考え方を視聴者に見せるために重要なことです。

女性のロキ、年を取ったロキ、子供のロキ、ワニのロキと、様々なロキを出しています。

頭の良い奴も、脳筋な奴も、はたまた間抜けな奴もいます。

これは、今後のMCUにとって非常に重要になるものだと思います。

カーンの存在

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はい、最後に出てきた謎のおじさんですね。

変異体という考え方が重要になるのは、今後この男が出てくるため。

このドラマの全ては、このカーンを説明するためのものです。

征服者カーンは、30世紀に生まれた未来人です。
そのため、圧倒的な科学力を有しています。

こいつが、今後のMCUのサノスに続くラスボスだと言われています。

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カーンは多次元宇宙『マルチバース』を認識していて、その『変異体』が徒党を組んで襲ってくるというヴィランです。

MCUをよく知らないでこのドラマを見た人には、ロキに出てきたこのおじさんが誰なのか分からない作りになっていました。

俳優ジョナサン・メジャースがカーンを演じると分かっている人か、コミックを知っている人しか彼の正体に気づけない。

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なかなか尖ったことをしますよね。

まあ、MCUにある程度興味ある人じゃないとこのドラマは見ないか。

それ自体が重要な問題なのですが。
まあその話はまた別の機会に。

ドラマの最後で、なんかすごいおじさんであるカーンの変異体『在り続ける者』がシルヴィに殺され、今まで開いていなかったマルチバースとの繋がりが解放されました。

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『在り続ける者』が、MCUの時間軸を『神聖時間軸』として切り離し、無数の自分から守っていたという設定ですね。

このドラマ『ロキ』は、MCUマルチバースサーガの始まりを告げる超重要ドラマなのです。

征服者カーンを説明した功績

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このドラマは、カーンを説明する作品という話をしました。

ドラマ『ロキ』の功績としては、最初に視覚的にカーンの生きる世界観を魅せたことが一番大きいでしょう。

彼にとって『時間』と『空間』は障壁にはならず、多次元宇宙ですら認識して本来多くの『自分』と繋がっている。

そんなサノスとは比べ物にならないほどにヤバイ存在を、TVAという『浮世離れ』した組織を描くことで視覚的に説明してくれました。

異質なアニメーションを使ってマルチバースの説明をしてくれたのも、分かりやすくて自分は妙に腑に落ちました。

狂気を思わせる世界観を魅せることで、明らかな異色さを見る人に感じさせ、これまでのMCUにはなかった価値観を演出する。

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まさにトリックスターのロキを主人公にしたドラマだからこそ、新たな次元の物語を視聴者にスムーズに受け入れさせながら描くことが出来たのだと思いますね。

最後に

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ドラマ『ロキ』は、これまでのMCUドラマの中でも色んな意味で最も印象深く、今後のサーガに向けて伝えたいことの多い作品だと思います。

作風はかなり尖っていましたが、今後のMCUの可能性を示してくれた作品として、自分は大好きなドラマになりました。

ロキのドラマではなんでもありと思わせてくれる演出、たまらなかったです。

ただ。

MCU映画本編でここまでなんでもありをやってしまうと、見方によってはシュールさが目立ってしまうなとも思います。

いい塩梅で、マルチバースという無限の可能性を秘めた壮大なテーマを組み込んで欲しいと思いますね。

マルチバースを扱うことは、本当に難しいことです。

アニメのWhat ifで、マルチバースの世界の無限の可能性を示してくれもしました。

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本当にどんな世界もありえ過ぎて難しいとは思いますが。

MCUならば、最終的にインフィニティ・サーガに勝るとも劣らない新サーガを作り出してくれると信じています。

そんな『ロキ』は、現在シーズン2が配信中です。

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1話、2話と続々配信されていますが、早速ぶっ飛んでますね。
カーンの像はそういう意味だったのか。。。

『ロキ』はシーズン1で完結しきらなかった分、どういう展開になっていくのか楽しみで仕方ありませんね。

シーズン2に関しては、終わったら記事をまとめようと思っています。

他にもマーベル関係の記事はこちらにまとめていきますので、よろしければ見ていってください。

ドラマ『ロキ』、やっぱり面白すぎます。

文字通り次元の違いを見せつけられる、そんなドラマでした。

それでは、マーベルスタジオの今後ますますの発展を願って。

とわに時を、いつでも。

ではまた。

 

 

Huluってどんなサービス?どんな人におすすめなの?解説していきます!

Huluに入りたいけど、どんなサービスなの?

 

気になってるけどよくわからない!という方に向けてのご紹介です。

 

Huluは、とにかく海外ドラマに強い動画配信サービス!

国内ドラマ、アニメ、韓流ドラマも充実している!

デザインと操作性のレベルが高い!

 

 

 

Huluは海外ドラマに強い!

まずHulu(フールー)の推したい特徴として、海外ドラマに強いということが挙げられます。

 

自分は、Huluに出会って海外ドラマの世界に惹き込まれていきましたね。

最初は『海外ドラマってなんだろう、面白いのかな?』という興味本位。

 

元々映画が好きで、なにか面白い作品はないかと登録したのがきっかけでしたね。

 

最初は1話だけ見てみようと視聴し始めたんです。

『あ・・・ありのまま今起こったことを話すぜ!』

 

『俺は海外ドラマ1話を見始めたと思ったらいつの間にか12話を見終わっていた』

『何を言ってるのか分からねーと思うが俺も何が起きたのか分からなかった』

『催眠術や超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ』

『もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・』

 

はい、それほどまでに海外ドラマは面白いのです。

 

海外ドラマの魅力は語り尽くせない!

ちなみに自分が最初に見始めたのは、『グリム』という海外ドラマ。

もう止まりませんでしたね。

 

それから、次々と海外ドラマをつまみ食いしていくようになりました。

刑事ドラマ

ファンタジードラマ

医療ドラマ

コメディドラマ

などなどですね。

 

Huluで取り扱っているドラマは多種多様なので、どんなジャンル好きにも刺さります!

必ずどれかは刺さると言っても過言ではないですね。

 

Huluで取り扱われている海外ドラマは、大手映像制作会社が腕によりをかけて作り上げられた人気の海外ドラマばかり。

世界レベルで認められているのですから、面白くないわけがないのです。

 

本当に他ジャンルの作品が配信されています。

 

おすすめの海外ドラマは、

ファンタジー系なら、

 

『スーパーナチュラル』

 

『ヴァンパイアダイアリーズ』

 

『ウォーキングデッド』

 

刑事ドラマなら、

 

『NCISシリーズ』

 

CSIシリーズ』

 

医療ドラマなら、

 

ER緊急救命室

 

『シカゴ・メッド』

 

などなど。

 

まだまだありますが、今挙げたシリーズを観るだけでも、人生観が変わるような体験ができることを保証します。

 

ちなみに自分は今、

BONES骨は語る』を観たくて、NCISシリーズの最新話や『CSIベガス』の新シーズンを楽しみにしていたりしますね!

 

 

ユーザビリティが高い

Huluは使いやすいというのも大きな魅力です。

割と昔から洗練されていて、欲しいと思う機能が全部備わっています。

 

直感的に操作しやすくて、黒と緑でデザイン性も高い。

Huluが大好きだ!と言える大きな理由の一つだったりします。

 

自分が好きなのは『ランキング機能』と『お気に入りのフォルダ分け機能』ですね。

ランキングは非常に見やすく、人気の作品の新作が公開されたときにはランキングにすぐ表示されるので、観たい作品の新作が出ているかのチェックにも使います。

 

きちんとカテゴリ分けもされているので、観たい作品を探しやすいですよ。

 

まずランキングから見れば、間違いなく面白い作品を探せます。

そして『お気に入りフォルダ機能』ですね。

お気に入り作品を自分で作成フォルダに入れられるので、

 

『あれ、あの作品どこ行った・・・?』

 

と探すのに時間がかかることがまず起こらないです。

自分は、『NCISシリーズ』と『CSIシリーズ』のフォルダを作って、すぐに見れるようにしていますね。

 

他にも、お気に入りのドラマをカテゴリ分けするフォルダを作ったりなど、できることは多彩です。

 

本棚とかにDVDをカテゴリ分けして並べておく感覚と言えば伝わりますでしょうか。

すぐ見たい作品を探せるので、このフォルダを活用することをおすすめします!

 

 

海外ドラマの他にも魅力あるサービスが沢山!

海外ドラマの魅力について語ってきましたが、それだけじゃないんです。

 

Huluのカテゴリは、

海外ドラマ

国内ドラマ

アニメ

洋画

韓国/アジア

バラエティ

ドキュメンタリー

ライブTV 

特集

キッズ

となっています。

非常に幅広いジャンルを取り揃えているんですね。

 

ものすごいコンテンツ量ですが、自分が感じているのは国内ドラマとアニメの充実度。

見たいアニメ、国内ドラマはHuluにあると言っても差し支えないです。

 

バラエティ番組やライブ配信が見れてしまうのも、すごすぎますね。

昔は、今ほどは充実してなかった気がします。

Huluは、常に進化している動画配信サービスなのです。

 

Huluが海外ドラマ特化だと言われたのももう昔の話かも知れません。

Huluは、観たい作品が揃っている動画配信サービスと断言して良いかも知れませんね。

最近は、Huluオリジナルにも力を入れ始めています。

 

山下智久さんが出ていた『神の雫』なども記憶に新しいです。

今後、オリジナル作品にも更に力を入れていくような気配がしますね。

 

今から楽しみです。

 

唯一Huluに弱点があるとすれば、最新映画は多くないということくらいでしょうか。

最新映画が観たいなら、『U-NEXT』などの別の動画配信サービスで探せば良いのです。

 

全部の動画配信に入ったとしても月額料金もそんなに高くないのですから、

うまく動画配信サービスを使い分けて観たい作品を探していく、という時代が到来していると言っていいですね!

 

 

Huluがおすすめの人はこんな人!

Huuをおすすめできる人をまとめると、こんな感じ。

・海外ドラマが好き、海外ドラマに興味がある人

・国内ドラマ、アニメ、韓流ドラマなど幅広いジャンルに興味がある方
・ランキングから見るのが好きという人
・画質にはこだわりがあるという人

 

これらの一つでも当てはまるのであれば、Huluに入る価値は十分にあります!

 

唯一最新映画だけ弱いので、そこだけ意識していれば大丈夫です。

必ず、人生観を変える素晴らしい作品に巡り会えるとお約束します!

 

サブスク動画配信という黒船

ここまで、Huluの魅力について語ってきました。

話してみると、本当に語り尽くせないほどありましたね。

 

動画配信サービスは本当にすごい。

 

ここからは、サブスク動画配信サービスとは何なのかについて、面白いお話を聞きましたので少し語っていけたらなと思います。

 

今まで海外ドラマを見たいと思えば、大体はレンタルビデオ屋で借りるしかなかったんです。

海外ドラマはシーズンで区切られていて、1話40分くらいのものが多いので、DVDにすると8枚組とか平気でなったりするのですね。

 

それをわざわざレンタル屋に通って見るのもな・・・と。

しかも馬鹿にならないのが料金。

 

これが意外とかかりました。

新作だったりすると、1~2話のレンタル400円で、それが8枚組になると3200円です。

 

『た、高い・・・』

 

3200円払ってでもそれが一生ものの思い出になるなら安いものですが、手間とコストを考えると足しげくレンタルビデオ屋に通うのもな・・・と渋りますよね。

 

そこで出てきたのがサブスク動画配信という黒船。

 

家にいるままでスマホをポチポチするだけで、レンタルビデオ屋に言っていたワクワク感そのままで気軽に映画や海外ドラマを楽しめる時代が到来しました!

これはもう革命と言って良いですね。

しかも手間と労力をカットしているのに、安い。

 

各月額1000~2000円で、見放題という太っ腹さ。

はっきり言ってえげつないですよ。

見放題サービスを作るとしたら、そのライセンス料を制作側に払わないといけない。

その金額は目を回すような莫大なものでしょう。

 

それでも企業は、この動画配信サブスクというものを作るのです。

それは、サブスクという形態が次世代のビジネスだからです。

 

永遠のベータという言葉をご存知でしょうか?

サービスが完成することはない。永遠のベータ版であり続けるという意味です。

 

顧客の声を受けて、顧客が何を望むかをデータを基に分析してより良いサービスにして、サービスをアップデートし続けるというビジネスモデル。

 

まさに、理想のWinWinの考え方ではないでしょうか。

企業と顧客が、協力してより良いサービスを作り続けているのですね。

だから、このサブスクというアップデート主体のビジネスが廃れることはない。

そんな風に思ったりもするわけです。

 

人生を通じて素晴らしい作品を観ていきたいし、やれることはやった、楽しい人生だったと思いたいじゃないですか。

 

だから自分は、面白いと思った作品の記事を書いて、

今日も動画配信サービスを活用させてもらっているわけです。

 

皆様も最高だと思える作品を、何本も見つけてみてください!

 

それでは。

人生は、エンタメに満ちている。

 

ではまた。

 

 

 

このバディが熱い!アクションも本格派!『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』が面白い!

皆さま、ご機嫌よう。

今回は、大好きなMCUドラマ『ファルコン&ウィンターソルジャー』についてお話していきます。

これぞ見たかった物語

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まずは結論から。

このドラマ、面白すぎます。

長尺を使って、この世界観の深堀りが見たかったんだよという夢を叶えてくれた作品です。

噛めば噛むほど味のする作品と言いますか。

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最近のMCUのように宇宙規模ではない、等身大の人間のリアルを描いたドラマです。

壮大な宇宙の物語のようにキラキラ光り輝いてはいないけど、燻し銀の格好良さがある。

そんな作品ですね。

作風も、映画キャプテン・アメリカの魅せ方を踏襲してて大好きです。

指パッチン後の世界の深堀り

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はい、物語の核となる部分ですね。

サノスの指パッチンにより、地球の人口の半分が消滅しました。

映画エンドゲームでのアベンジャーズの激闘で、5年間世界から消えていた人々は戻ります。

しかし、それですべてがハッピーエンドというわけにはいきません。

各国は経済活動を維持するため、消えた人々の穴を何とか補おうとします。

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この政策により、アメリカにも大量の移民が流れ込むことに。

そして5年間の時を経て、移民の生活がアメリカの地に馴染み始めた矢先に、

アベンジャーズの指パッチンで、消えた人々が戻ってきます。

地球を救ったアベンジャーズに、もちろん罪はありません。

しかし、消えた人々が住んでいた場所には、移民が定住しているのも事実。

移民と消えた人々の両方が、同じ土地に共存することとなったのです。

そこで各国は、元々の自国民である消えた人々を優先するために、難民の人々の帰還を目的とする組織『GRC』を設立。

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生活支援も行う組織ですが、目的は移民を自国から追い出すことのため、それも十分なものとは言えません。

移民側は、難民として理不尽な扱いを強いられることになります。

ここで出てくる事実上の移民強制帰還に反発する運動が、この作品で起こる争いの火種となっていく。という話ですね。

難民にされた側は、たまったもんじゃありませんから。

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うーむ、確かによく考えたらそうなるよな・・・。

という納得のいく状況ですよね。

GRCは、各国の意向により立ち上げられた組織なので、移民の排除はもはや世界を挙げた総意なんですね。

難民が孤立して、過激な行動に走るのも理に適っています。

宇宙規模の物語の背景にある、等身大の人間社会を深掘りしてくれるところにとても好感を持てました。

キャラが活かされている

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MCUに登場するキャラクターは、世界に生きています。

それぞれに人間関係があり、この世界と密接に繋がっています。

そうした背景に影響されて彼らは正義や悪に、はたまたそのどちらでもない存在になったりするのですね。

このドラマは、そうした背景の掘り下げが本当に上手でした。

サムがキャプテンを継ぐ物語

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サムは、エンドゲームでスティーブに盾を手渡されました。

以降、自分にキャプテン・アメリカを継ぐ資格があるのか。

また、人種的な問題を顧みたときに、継ぐのは本当に正しい決断なのかと葛藤しています。

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この視点はなるほど、そうだよなと思わせてくれました。

アメリカ社会にとって、黒人白人問題は今も尚続く根深い社会問題です。

そうした問題をサムがキャプテンを継ぐまでの経緯を描くドラマで取り上げることで、サムが盾を受け継ぐ正当性をより強固にすると同時に。

作品に社会へのメッセージを込めようとしているのです。

実験を強いられて虐げられてきた黒人のスーパーソルジャーであるイザイアをドラマに出したことも、評価できるポイントです。

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社会問題を取り上げながらヒーローを語る作品として、とても良くできていると思います。

博物館にイザイアの像が立って、サムと抱き合う場面、感動しましたよね。

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あの最後のハグには、人種問題に対するMCUの深いメッセージが込められているのです。

加えて。

サムがキャプテンを継ぐのは、ただ黒人だからというだけではありません。

サムはこのドラマで、常に倒すべき相手の声にも耳を傾け、その考えを理解しようとしています。

彼は敵味方に区別をつけず、お互いが歩み寄れる可能性を探ることができる人物として描かれました。

最後の演説が、それを物語っていましたね。

サムが誰よりもキャップであるべき理由として、これ以上ない説得力をもって受け入れることができました。

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更にこのドラマでは、サムという『人間』そのものにも焦点を当てています。

どんな家族がいて、どんな環境で育ってきたのか。

それを描くことは、登場人物に本当の意味で興味を持ってもらうためには、とても重要なことです。

サムをヒーローとしてだけではなく一人の人間として掘り下げて描いたところも、このドラマの大きく評価できるポイントですね。

コンビものとしての魅力

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サムには、相方とも呼べるバッキーがいます。

ただ仲が良いという2人というわけではなく、お互い皮肉混じりの憎まれ口を叩き合うような、そんな間柄ですね。

自分は、シビルウォーの頃からこの二人の軽快な会話が好きでした。

このドラマでも、事あるごとにそんな二人のテンポの良いやり取りが見れるので、それも魅力でしたね。

二人には、初代キャップを良く知っているという共通点があります。

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ティーブの親友だったバッキーにサムを認めさせるというのは、素晴らしい演出ですよね。

二人で盾の訓練をする場面、かなり感動しました。

サムの演説も、バッキーの心に大きく刺さったことでしょう。

 

ジョン・ウォーカーの存在

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忘れてはいけないのが、彼の存在です。

彼がいたからこそ、サムはキャプテンを継ぐ決意を固めることが出来たと言ってもいいでしょう。

盾を誰しもが継げるわけではないと示してくれた人物ですね。

ただ、ジョン自身は立派な軍人です。

仲間想いで誠実。

アメリカを守るために、本気でキャプテン・アメリカを受け継ごうとした一人の人間です。

サムとバッキーにもキャプテンとして歩み寄ろうとしていましたしね。

アメリカの希望を象徴する『盾』となるために彼は超人血清を使い、超人的な力を手にすることに。

生身の超人でもないワカンダの女性兵士に歯が立たず、このままではいけないとも思ったのでしょう。

超人血清を拾った後も、すぐに使わずに友人に相談するという思慮深さも見せています。

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友人との話で、自身の軍人経験から経た悲劇を繰り返さないためにも飲むべきだと確信。

彼はそんな想いから、自身に超人血清を使いました。

しかし、友人を殺されたショックで激昂。

その結果、敵を惨殺するという恐ろしい人物像となってしまいました。

血塗れになった盾を持つ画は、まさに彼の象徴となることでしょう。

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それでも、彼なりに必死でアメリカを守る盾であろうとしていたことは確かです。

根は悪人ではない、魅力あるキャラクターでした。

その後ジョンは軍を不名誉除隊になるものの、ヴァレンティーナに目をつけられてUSエージェントとして再びMCUに出てきそうです。

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ヴァレンティーナは裏ニック・フューリーとも呼ばれる女性。

今後の展開がますます楽しみですね。

ジモの再登場

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個人的に好きなキャラが、このジモです。

シビルウォーでは、何のスーパーパワーも持たない彼が静かに暗躍し、ヒーロー達を翻弄して仲間割れさせる姿に惹かれました。

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その理由も、エイジオブウルトロンで自身の国ソコヴィアを戦場にされたことへの仕返しと、風刺が利いています。

素晴らしく魅力あるキャラですよね。

ジモはシビルウォーでティチャラに捕まって自身の人生に幕を引くことが出来ず、死に場所を探しています。

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超人的な力を憎む協力者としてこれまでになかった魅力を見せて、サムとバッキーの元を去るジモ。

逃亡者としてバッキーに銃を突きつけられましたが、今回も殺されることはなく。

また死ぬことを許されずに、ワカンダの女兵士に連れ去られ今度はラフト刑務所へ。

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スパイダーマンで有名なあの刑務所ですね。

そんな状況にあっても、スーパーパワーを持つフラッグスマッシャーズを最後に葬ったのはジモでした。

この暗躍する感じ、最高にジモです。

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彼はまだ、あの凶悪犯がゴロゴロいる刑務所で生きています。

今後の彼の活躍にも期待ですね。

シャロンの行く末

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シャロンがパワーブローカーだったのは流石に驚きましたね。

彼女はペギーの姪ですから。

パワーブローカーは、裏社会の取引を取り仕切る大物のヴィランです。

何をどうしてそんなことになったんでしょう。

不条理な逃亡生活が、彼女を豹変させたのでしょうか。

あれはシャロンではなく、シャロンに擬態したスクラル人だったという説もあります。

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スクラル人は姿形を真似て擬態できる宇宙人です。
コミックではその能力を使って地球を乗っ取ろうとしたことがあったとか。

MCUは宇宙規模の物語になっていますし、ない話でもなさそうです。

スクラル人はキャプテン・マーベルで既にMCUに出ていますし、シークレット・インベージョンにも深く関わっていそうなので、あり得そうですよね。

だとすれば、本物のシャロンは・・・?

どちらに転んでも波乱を呼びそうな展開に、今後も目が離せません。

質の高いアクション

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このドラマは、アクション作品としても超一流レベルです。

そのロケーションも様々でした。

ヘリ、トラックでの戦闘、波止場などなど、舞台演出でも飽きさせません。
スパイ映画さながらですね。

加えて。

敵とはもちろん、時には味方とすらやり合いますから、対戦カードにも飽きなかったです。

映画キャプテン・アメリカシリーズを彷彿とさせる、迫力の肉弾戦がアツかった。

戦い方も場面によって趣向を凝らされているのが、本当に見ていて楽しかったです。

宇宙規模のバトルも面白いですが、こういう人間同士の骨太な戦闘アクションも、もっと見たいと思わせてくれました。

最後に

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ファルコン&ウィンターソルジャー、面白いです。

この作品は物語良し、アクション良しで本当に言うことないですね。

単体作品としても面白くて、MCUとしても今後の展開に期待できる要素もしっかりとあります。

総じて、かなり完成度の高い作品だと思いますね。

ドラマシリーズを見るには、ディズニープラス加入が条件にはなります。

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ディズニープラス限定作品に、サムがキャプテンを継ぐことなどメインに関わりすぎることを入れると、加入していない人に不親切だと言われるのは確かです。

かと言って、何も入れなさすぎると見る意味も薄くなるので、そのバランスが難しいところだなぁと感じます。

映画で完結させた方が、多くの人に届きやすいのも事実です。

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とは言っても、もうファンであって追うと決めている自分としては、こういうキャラを深掘りするドラマもっと増えてほしいなと思っています。

尺をたっぷり使って物語を掘り下げていけるドラマの方が、キャラの魅力を細かく描写できるのもまた事実ですしね。

メイン筋は宇宙規模の壮大な物語になっていますし、

地球の人間ドラマに焦点を当てて掘り下げるという意味でも、このファルコン&ウィンターソルジャーはなかなか絶妙なラインを突いてきているのではないでしょうか。

ホークアイなんかもそうですよね。

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ただ、それによってメインとなる映画での描写不足が起こらないことを願うばかりではありますね。

観ている層が多いのは圧倒的に映画作品ですから。

映画だけ見ても面白い。ドラマも見るともっと面白い。

そんな棲み分けで制作されることを願います。

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今後は、このキャップになったサムがヒーローを集結させるんでしょうか。

その未来は本当に楽しみです。

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これからも、マーベル記事に関してはこちらにまとめていきますので、よろしければ見ていってください。

それでは皆さま。
世界は一つ。人は一つ。

ではまた。

 

 

少しホラーな恋愛吸血バトルドラマ!『ヴァンパイアダイアリーズ』が面白い!

皆さま、ご機嫌よう。

今回は海外ドラマでも趣向を変えて。
個人的にどうしても紹介したい作品ヴァンパイアダイアリーズのご紹介です。

今まで紹介してきたクライムドラマとは違い、こちらは聞き馴染みがない方も多いかと思います。

このドラマも、アメリカで絶大な人気を誇ったファンタジー恋愛ドラマです。

作られた当初は映画のトワイライト効果もあって、空前のヴァンパイアブームでした。

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まず自分の嗜好ですが、恋愛ドラマはあまり好んでは見ないです。
なぜそんな自分が、このドラマにドはまりして最後まで見ることができたのか。

考えました。
結論このドラマは、飽きさせない工夫が凄いから見れたのです。
ファンタジー恋愛ドラマの皮を被った、バトルドラマでもあるのです。
もちろん恋愛要素もしっかりとありますよ。

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このドラマでは、トワイライトと同じようにヴァンパイアの他にも勢力があります。
大きく分けるとヴァンパイアと狼人間、魔女、そして人間です。

それぞれの勢力に特徴があり、お互いを牽制し合っています。
勢力の特徴を少しだけ紹介しますね。

説明の都合上、若干のネタバレを含むのでご了承ください。

ヴァンパイア

彼らは遥か昔にヨーロッパの一人の魔女の呪いによって生み出されました。一つの家族をルーツとする種族で、眷属を増やしていくことができます。
殺されなければ不死身なので、500年以上生きてそのままアメリカ大陸に渡ってきたヴァンパイアなんかもいます。
一番若くても片手で大男を持ち上げられるほど怪力で、定期的に血を吸わないと激しい飢えに駆られます。

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狼人間

ルーツはあまり語られていませんが、ヴァンパイア誕生の時代にはすでに共存している種族でした。
満月で狼に変身し、その狼に噛まれたヴァンパイアは3日以内に死にます。
力も強く、ヴァンパイアを凌ぐことすらあります。

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魔女

魔女と言ってますが、男性であっても魔術が使えれば魔女です。
この世界の魔術はただ便利なものというだけではなく、何か代償を伴うことも多いです。
土地の力を借りたり、イメージは土着の信仰からの魔術という感じですね。
自然に反する存在のヴァンパイアとよく対立しています。

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人間

いわゆるこれらの力を持たない人たちです。
当然、一番数が多いです。
この勢力に対立し続ければ、まず無事では済みません。

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このドラマは、これらの勢力の関係を、一人の人間の女の子を主人公として垣間見ていくドラマです。
軽く紹介しただけですが、とても設定が凝っているんです。
他にも面白い細かい設定が沢山あります。

シーズン2辺りで根幹となる重要な設定を説明し終わるイメージですかね。
その設定が頭に入れば、チュートリアルは終了。

毎話飽きさせない工夫がされていますので、世界観にのめり込んでいくこと間違いなしです。

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それでは、簡単に登場人物紹介を。
登場人物が多いので、主役級の人たちだけ紹介します。

まず舞台。
田舎町ミスティックフォールズが主な舞台です。
田舎町なので街の人とも大体顔なじみ。
場所はバージニア州にあるとされる架空の町です。

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主人公の女の子
エレナ・ギルバート

ごく普通な人間の女の子。
高校でチア部に所属し、友達もいて普通の人生を送っています。
交通事故で両親を亡くし、悲しみから立ち直ろうとしているところから物語は始まります。

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謎の転校生
ステファン・サルヴァトーレ
エレナの高校に急に転入してきた謎の転校生です。
正体は100年以上生きているヴァンパイアですが、当然エレナは知りません。
血への飢えが人一倍強く、葛藤とともに日々を生きています。

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困った兄貴
デイモン・サルヴァトーレ
ステファンの実の兄貴のヴァンパイアです。
ステファンがかつて故郷だったミスティックフォールズに引っ越してきたのが気に食わないので、ちょっかいをかけてきます。
ヴァンパイアであることを誰よりも楽しんでいます。

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無敵の悪女
キャサリン・ピアース
500年以上生きているヴァンパイアです。
ステファンとデイモンをヴァンパイアにした張本人でもあります。
なぜエレナと同じ顔なのかは見てからのお楽しみに。

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エレナの親友
ボニー・ベネット
エレナの幼馴染です。なんでも話せる間柄。
家は由緒正しい魔女の家系で、祖母が魔女です。
ボニーはまだ知りません。

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クラスの仕切り屋
キャロライン・フォーブス
エレナの幼馴染の一人。
チアリーダー部に所属する、恋に憧れる少女の一人です。
彼女の人生も、誰もが経験するごく普通の平凡な人生になるはずでした。

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はい、こんな感じですね。
主要登場人物、まだまだ大量にいます。

ただ書いているときりがないので、
これらの登場人物の周りで様々な事件が起こっていくということだけ頭に入れてご覧になってみてください。

登場人物紹介が終わったので、このドラマの個人的な見どころポイントを紹介していきます。

ストーリーの面白さは言わずもがなですが、他にも魅力は沢山あります。

見ているとわかるのですが、映像の魅せ方が本当にうまいです。
ロウソクの光や自然光などの光の使い方も絶妙で素晴らしい。
映像そのものが綺麗でオシャレなのも、世界観を魅力的に演出してくれています。

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ドラマで使われているBGMも素晴らしいです。
その時のヒット曲を使っていて、特にバラードの選曲が天才的です。

個人的に好きなのは
ロンポープのA Drop in the Oceanと、
エドシーランのGive me loveですね。

他にも悪魔的にマッチした魅力ある曲がたくさん使われているので、
そういうところも楽しみにご覧になってみてはいかがでしょうか。

自分このドラマを見たのは結構前なのですが、未だに記憶に残ってますね。
普段ドラマまでは買わないのですが、DVDBOXも買いました。
それほどまでに面白かったドラマの一つです。

本家ヴァンパイアダイアリーズは、シーズン8で大団円を迎えています。
シーズン6で事実上の一段落を迎えて、人気故にその後も2シーズン作られたという印象ですね。

本家ヴァンパイアダイアリーズのほかにも、先ほど説明した
ヴァンパイアの起源となった一族マイケルソン一家を主役にしたスピンオフドラマ「オリジナルズ」なんていうのもあります。

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こちらは舞台をニューオリンズに移して、ヴァンパイア、狼人間、魔女、人間の勢力が更にバトル色強めに色濃く描かれているドラマです。

あとは、今なお続いてるドラマとして、レガシーズなんていうのもありますね。

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この世界観本当に面白いので、こうしてスピンオフとして世界観を共有した作品を見続けられるのは本当に嬉しい限りです。

HuluやU-NEXTで配信されているので、是非ご覧になってみてください!

 

 

 

 

少し怖いが面白い!FBI行動分析課『クリミナルマインド』が傑作ドラマだった!

皆さま、ご機嫌よう。

犯罪捜査系の海外ドラマを続けてにご紹介していますね。
今回は、クリミナルマインドについてご紹介です。
こちらのドラマも一話完結系ですね。

舞台はアメリカ全土。
FBIに所属する組織である行動分析課BAUという組織が主役のドラマです。

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この作品で取り扱う事件は、全てが異常・凶悪犯罪。
相手は猟奇殺人鬼など一癖も二癖もある犯罪者ばかり。
FBI行動分析課BAUがアメリカ全土を駆け回り、そうした異常犯罪者を捕らえるまでを描いていく、本格派アクション・ミステリー作品です。

はっきり言って、今まで紹介して来たものの中では一番怖いかもしれません・・・!

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しかし、皆さま。
何となく共感できる動機の事件というものに、飽き飽きしてる方もいるのではないでしょうか?

特に昔から犯罪捜査系の映画やドラマ、小説などが好きな方は、
なるほどまたそういう系の動機ねと、動機を頭の中で無意識にカテゴライズしてしまい、事件そのものへの心の動きが薄れている方もいるのでは?

わかりますよその気持ち。
何を隠そう自分がそうでしたからね。

人間ドラマが好きなので、登場人物が成長していくのが楽しくてドラマを見続けているのですが、気づけばメインの事件は二の次になってるなんてこと何度もありました。

事件そのものにスリリングさを求めている方にこそ、このクリミナルマインドはおすすめできます。

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プロファイリングというのをご存知でしょうか?
ちょっと例を挙げて簡単に説明しますね。

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ある児童館でのお話です。
ある日、人数分用意してあったおやつのプリンが、1つ無くなる事件が起こりました。
さて食べたのはどの子でしょう?

この児童館では、何年か前にもつまみ食い事件が起こってました。
その時の事件ではおやつは全部食べられていて、犯人はよく食べる太っちょ君でした。
今回も、似たようなよく食べる太っちょ君はいますが、この子は一個のつまみ食いでは満足できずおそらく全部食べてしまいます。

犯人とは考えにくいですね。

つまみ食いしたプリンの容器は、洗ってありました。
この児童館で、食べたものを洗う良い子は1人です。
真面目なA子ちゃんが犯人ですね?

はい、これがプロファイリングです。

今やったことは、
過去のデータを今回の事件に照らし合わせて、あり得なさそうな人物を除きながら、一番あり得そうな人物を探っていくという作業です。

これと同じようなことを、クリミナルマインドの事件でも行なっていきます。

異常犯罪者は、自分が異常な考えを持っていると理解した上で、確信犯で犯行を行なっていることも多いです。
その場合は徹底的な証拠隠滅を図るため、そもそも手がかりが少なく、長年捕まえられないなんてこともよくあります。

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そこで役に立つのがプロファイリングです。

過去の同じような事件のデータから犯人の思考パターンを分析し、

・どのような家庭で育ったのか
・年齢は何歳くらいなのか、性別は?
・被害者に共通点はあるか


など、犯人の人間像を徹底的に洗い出し、FBI・警察の人物データベースと照らし合わせながら特定の1人の人間にまで絞り込んでいきます。

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これが本当に面白い。

絞り込んでコイツだ!となった時はチームと一緒にガッツポーズしますし、どうしようもなく社会に放ってはおけない異常者を捕まえられて良かったと、ドラマと分かっていてもほっとするんです。

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このドラマの見せ場は、プロファイリングだけではありません。

担当の犯罪が異常犯罪系なので事件の絵面も劇的なのは勿論ですが、時には追い詰めたとしても犯人の決死の抵抗に遭うことだってあります。

クリミナルマインドのチーム行動分析課BAUはFBI所属の組織なので、
犯人をプロファイリングで特定する組と、
現場に強行してとっ捕まえてくる組がいます。

頭脳派と肉体派に分かれているイメージですね。

まあ組織自体がとても優秀なので、ほぼ全員が頭脳でも肉体でも戦える集団ではあるのですが。

何が言いたいのかというと、アクションにも力を入れていて、見応えが凄いということです。
事件によっては、大作映画一本見たような満足感に浸れる事件もあります。

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簡単に登場人物紹介いきましょう。
長寿ドラマで途中でキャストが変わったりもするので、重要な登場人物を紹介していきます。

ベテラン捜査官。
ジェーソン・ギデオン

そもそもが優秀な集団BAUの中でも、最高のプロファイラーと呼び声の高い凄腕の捜査官です。

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伝説のプロファイラー。
デヴィッド・ロッシ

BAU創設メンバーで、途中からドラマに加盟します。
いつ加盟するかはお楽しみ。
過去数々の難事件を解決した伝説のプロファイラーです。

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リーダー。
アーロン・ホッチナー

いかにもFBIといった風体の、すべてが優れた完璧人間です。
仲間想いで情に厚いが、真面目過ぎるのが玉にキズ。

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頼れる肉体派。
デレク・モーガン

肉体派ですが、知識でも他のメンバーに引けを取りません。
犯人を特定した後は、デレクが先陣を切って現場に駆け付けるイメージが強いです。

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天才青年。
ドクター・スペンサー・リード

IQ187の頭脳を持ついわゆる天才。
歴戦のBAUメンバーに知識一貫で混ざることのできる貴重な人材です。

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キュートだが凄腕の女捜査官。
ジェニファー・JJ・ジャロウ

実の父親が連続殺人犯で、姉が幼い頃に自殺したという壮絶な過去が彼女を犯罪を憎む凄腕の捜査官へと育て上げました。
彼女が幸せを掴みとれるかは見てのお楽しみに。

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エリート女捜査官
エミリー・プレンティス
家柄が良く、FBIで10年のキャリアを積みBAUメンバーとなりました。
頭脳だけでなく格闘にも長けた女捜査官です。

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才色兼備の女捜査官
アレックス・ブレイク
24歳の若さでFBIにスカウトされた経歴を持つド級のエリート。
大学教授として言語学の博士号も持っています。

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凄腕ハッカー
ペネロープ・ガルシア

ハイテク関係はすべてガルシアに任せればいいというほど凄腕。
FBI・警察のデータベースからものすごいスピードで情報を収集することができる唯一のメンバーです。

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はい、ざっと主要メンバーをご紹介しました。
ドラマの途中に加盟するメンバーもいるので、ほぼ全員紹介するのはどうしようか迷ったのですが、重要なキャラなので紹介させてもらいました。

見てわかったとは思いますが、全員がドがつくほど優秀です。
このメンバーに任せているのだから、頼もしい限りですね。

取り扱う事件がアメリカ全土でも最悪な事件ばかりなだけに、メンバー同士でふざけあったりする場面は他の作品に比べて少ないですが、
だからこそ事件が解決した時に見せる登場人物の笑顔や人間味に、いつの間にか心を奪われてます。

きっと全員大好きになりますよ。

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クリミナルマインドは、2005年にシーズン1の放映がスタートし、2020年のシーズン15でシリーズの終了を一度迎えました。

しかし、こちらも圧倒的人気さゆえにカムバック。
何と2023年から、一部キャストを受け継いでクリミナルマインドエボリューションとして新シーズンが始まっています!

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こちらも人気で続編を待望する声が後を絶たず、
現在ではシーズン2の撮影時期もすでに決定しているような状況です。

クリミナルマインドファンにはたまらない続報ですね。
ディズニープラスにて、15シーズンと新シーズンすべて配信されています。

 

新シーズンも撮影されている今、是非この機会にクリミナルマインドムーブに乗ってみてはいかがでしょうか?

スリリングな体験になるとは思いますが、刺激的な作品を求めている方は是非是非。

ではまた。

【フェーズ4面白い?】マーベルの今後を真剣に考えてみよう。

皆さま、ご機嫌よう。

『ワンダヴィジョン』
『ファルコン&ウィンターソルジャー』
『ロキ』

と紹介してきて、次は『ホークアイ』の記事を書こうか悩みましたが。

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順番に紹介していくような記事の書き方はここで一旦やめて、

今回はフェーズ4に入ってからのMCUの軌跡と今後を探っていこうと思います。

自分が本当に伝えたいことは、これまでのMCUの作品全体を俯瞰した先にあると思うからです。

MCUが大好きだからこそ、あえて苦言を呈していこうと思います。

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コミックを知っている前提に?

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大前提として。

自分はMCUが大好きで、
これからも応援していくことに変わりはないです。

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既にファンになっているので、個人的には十分に楽しめています。

自分のファンレベルはと言うと。

・これまでのMCU映画・ドラマは全部観ている
・好きなキャラの原作コミック解説を見漁る
・今後のMCU展開予想を見漁る

くらいのものです。

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原作コミックの世界観の壮大を知り、
今後MCUが映画史上に類を見ないほどの壮大な世界観の実写化に挑もうとしていることを知り始めました。

具体的には、
マルチバースを舞台にしたシークレットウォーズ
・ポケットディメンジョンでのアース拡大

などですね。

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これらについて話すと長くなりますし趣旨とズレるので、ここでは割愛。

何が言いたいのかというと、

自分はMCUへのモチベーション維持のために、原作コミック解説を見始めているということです。

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既にファンである自分さえ、MCU作品へのモチベーションを維持しようと原作コミックを知ろうとしている。

これが一体何を意味するのか。

たとえドラマを含めてすべての作品を観ていたとしても、

それだけではMCUを十分に楽しみきれていないと感じているいうことです。

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既存のファンでさえ、そういう現状なのです。

それも一部のファンで、寧ろ原作コミックまでは手を出さないファンの方が多数でしょう。

新規の方がより参入し辛い状況になっているのは、想像に難くないですよね。

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問題なのは、
マーベルスタジオが全てのファンに対して、そのレベルでの知識を求め始めているということ。

今のマーベルスタジオにおける物語の展開の進み方は、原作コミックを知っている前提であると言ってもいいでしょう。

クアントマニアはなぜ失敗した?

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クアントマニアの失敗。

これは、今後のMCUを左右するかなり大きな問題です。

クアントマニアは、フェーズ5の最初となる大事な映画でした。

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マーベルスタジオは、
この作品がフェーズ5の最初を飾る作品として傑作に仕上がったと自負していたそう。

しかし。

結果は興行収入が思ったように振るわず撃沈
マーベルスタジオ全体が震撼した大事件です。

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この映画が興行的に失敗したのは何故なのか。

厚みのないヒューマンドラマ、アントマンの魅力が出せていないなど色々ありますが、

『この映画単体で物語が完結していない』というのが一番大きいのではないかと思ってます。

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具体的には征服者カーンの脅威が、この作品を見るだけではいまいち伝わってこないのです。

ヒーロー映画において、敵がどれだけ強大なのかを見せつけることは必要不可欠なプロセスです。

征服者カーンは、原作においては30世紀を生きる未来人。

時間を移動するタイムトラベルを可能とし、マルチバース(平行宇宙)の複数の自分さえも認識して繋がっている存在です。

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本来であればサノス以上の脅威のはずです。

しかし大量のカーンが出てきたのは、エンドクレジットでのみ。

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それにしても。

アントマンが倒せたのだからヒーローが集結すれば何とかなるだろうくらいの脅威にしか描かれていないのが問題なのです。

彼の恐ろしさの片鱗を描いたのは、ドラマ『ロキ』でのこと。

このドラマで、彼の恐ろしさの片鱗である時間を超越した世界観のとんでもなさを描いています。

この映画は、ドラマロキ視聴前提の作品になってしまっています。

これまでのインフィニティ・サーガを軽く凌駕するような規模の世界観であることを、ドラマ『ロキ』を見ないと感じ取ることができないのですね。

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映画だけでは物語が十分にわからないから、
ドラマを見て話を補填してくださいという作りの作品が増えてきている。

これが現在のMCUの大きな問題点の一つです。

マルチバースオブマッドネス』も、ワンダがヴィランになった経緯が説明されたのは、
ドラマ『ワンダヴィジョン』でしたよね。

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マーベルスタジオが、ドラマを見ていない視聴者を置いていくと宣言しているようなものです。

クアントマニアは『マルチバース』や『時間旅行』がメインの話ではなく、『量子世界』が舞台の物語です。

『時間』と『空間』を超越した存在を説明する映画にしなければいけなかったのに、

『時間』と『空間』から切り離された『量子世界』を舞台にしては、十分にその脅威を説明しきれるわけもありません。

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クアントマニアは、マルチバースオブマッドネスに続き、一番やってはいけないことをやりました。

ドラマを先に見てきてください戦法。
新規お断りというやつです。

これが、フェーズ5の幕開けになるこの作品が興行的に失敗した大きな原因だと自分は考えています。

ドラマについて

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正直に言います。
自分が心から感動できたドラマは、以下の3ドラマのみです。

『ワンダヴィジョン』

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『ファルコン&ウィンターソルジャー』

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『ロキ』

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ほかのMCUドラマも別に面白くないとまでは言いませんが、

様々な理由でこれまでのMCU映画の水準に達していません。

では、何が足りていないのか。

それを紐解いていくと同時に、
どうすればMCUが新規層を獲得していけるのかについて考えていこうと思います。

クオリティに関して

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仮に、ドラマを見ることが前提なのを受け入れられたとしましょう。

肝心のドラマのクオリティはどうなのか。

これははっきり言いますが、その殆どが映画水準には達していません。

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ドラマとして面白い作品も確かにあります。

しかし、映像面において映画よりも劣っているというのも間違いなく事実です。

ドラマは6話の尺を使っていますから、映画より物語を詳細に描けるというメリットはあります。

そこは、ドラマとして制作する良い点でしょう。

しかし6話使っているにしては、描写不足だという声もちらほら。

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個人的に不満のある具体的な作品としては、

ホークアイ
『Msマーベル』
『シーハルク』
『シークレット・インベージョン』

ですね。

これらで描写不足だと感じる点は、キャラの魅力です。

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人間性であったり、心に抱える葛藤であったりという部分ですね。

『ロキ』にもこれらの描写が足りているというわけではありませんが、

発想が面白くドラマとしての全体的な見応えは十分にあるのでここでは省きます。

ホークアイ

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ホークアイ』は、アベンジャーズメンバーのホークアイを深堀りした作品です。

これまであまり光が当たらなかった彼を深掘りしたというのは、確かに大きな功績です。

しかし、圧倒的に尺が足りないと感じます。

この物語は一言で表せば、
ケイト・ビショップを出すための物語です。

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ホークアイのための物語にはなり切れていない。

『ローニン』というドラマを単体作品でダークな作風で描いた上で、

『ケイト・ビショップ』という単体作品を別に作り、今回のような優しいホークアイが出てくる作風で描いてもよかったのではないでしょうか。

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クリスマス作品としては好きでしたね。
最終的に心温まる良い物語だとは思いました。

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しかし、ホークアイの『ローニン』としての物語をもっと分厚く見たかったというのも正直な感想。

ホークアイは初代アベンジャーズメンバーですから、それくらい丁寧に扱われても良かったのではないかと思っています。

Msマーベル

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Msマーベルは、ムスリムの文化をヒーローに取り入れることに必死過ぎる印象を受けました。

そこを描くことに注力し過ぎていて、残念ながらカマラのキャラクターとしての魅力があまり描かれていません。

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インド・パキスタンの分離独立時代の映像が出てきたりしましたが、

カマラというキャラクターを深堀りするというよりは歴史を深堀りしているだけで終わってしまっていました。

彼女は映画『マーベルズ』に出てくるそうなので、映画本編で彼女自身のキャラクター性が丁寧に描かれることを期待しています。

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しかし恐らくこの映画の肝は、
宇宙人であるスクラル人とクリー人の同盟の話になるはず。

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ドラマで出てきた『カマラ』と『モニカ』が、
キャプテン・マーベル』の仲間に加わって大暴れするだけの映画になる可能性も少なくはないと思っています。

もしこのような内容の映画なら、ドラマで人間性が描き切れていない分、ご存知のキャラクターというような感じで出てきても、正直引きはないです。

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アベンジャーズ級の主要メンバーになるならばこれまでのように、

『Msマーベル』
『モニカ・ランボー

で、映画作品にするべきだった
と思いますね。

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ドラマ見てない人からしてみれば誰やねんこいつらになりますから。

シーハルク

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はい、続いて『シーハルク』ですね。

この作品については言いたいことが山ほどあります。

女性の社会的マイノリティを描こうとしたのはまあいいとしましょう。

男性を必要以上に愚かな生き物に描いたり、色々と酷かったですが。

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一番容認できないのは、第四の壁の超え方ですね。

なんだそれという方に説明すると、
『第四の壁』とは画面の中のキャラクターが観客に向かって話しかけてくるという手法のことです。

銀魂でよく見るアレですね。

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『シーハルク』はこれを悪用して、
最後に今まで積み上げてきた物語の展開全てを破壊するということをやらかしました。

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これは作品として、一番やってはいけないことだと思います。

脚本家がこの物語をファンが納得するものとして仕上げるつもりはないと宣言しているようなもの。

ファンを馬鹿にしてると捉えられても、一切文句の言えない行為と言わざるを得ませんね。

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こんな風に映画も掻き回すつもりなら、ダントツでもう出てきて欲しくないキャラになってしまいました。

この脚本家には、是が非でも映画『デッドプール』を見て第四の壁の正しい超え方を学んできて欲しいものです。

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シークレット・インベージョン

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このドラマは、姿形を変えることができる宇宙人の『スクラル人』が人類に化けているので、

誰が味方で誰が敵なのか分からないというのが肝となる作品です。

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ニック・フューリーを主人公に置いて、スパイ映画風でサスペンス色の強いドラマになるはずでした。

しかし、蓋を開けてみるとあまりにも凡庸。

サスペンスドラマとしてのハラハラ感はほぼなく終了してしまいました。

エミリア・クラークの祝マーベル出演作品なのであんまり悪く言いたくはないのですが。

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ストーリーもこれと言って目新しくなく。

ミュータント関係のほのめかしと、
ローディが大分前からスクラルだったという事だけが分かったドラマだったという印象ですね。

ローディの服装から考察して、エンドゲーム前からスクラル人に成り替わられていた説が出ています。

だとしたら、彼はトニーの死を知らないことに。

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今後公開を控えているアーマーウォーズが、並々ならぬ展開になる可能性を残してくれはしましたが。

アベンジャーズを召集したニック・フューリーが主人公なのだから、もっと彼の燻し銀な大人の活躍を見せて欲しかったなというのが正直なところです。

余談ですが、『ムーンナイト』は個人的に面白かったです。

主人公もちゃんと描写されていて、世界観もなかなか魅力的でした。

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途中大怪獣バトルになったりと何がしたいのかわからない場面はちょくちょくありましたが。

人格を複数持つ主人公の心情や葛藤を描いていたので、作品単体として楽しむことが出来ましたね。

エジプトが好きなので、個人的にとても好きな作品になりました。

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このムーンナイトに関しては、あまりにもMCU世界との繋がりが感じられなさ過ぎて、
逆に繋がりがなさすぎるのもどうなのかと思わされた作品でもありました。

さて。
これまでのドラマ作品について、ざっと振り返ってきました。

特に面白かったと感じたドラマに関しては個別に記事にしているので、よろしければご覧下さい。


これまでのMCUドラマ作品を見てみると、

一人のキャラクターを丁寧に描くことよりも、
社会的な問題にフォーカスすることに力を入れすぎている傾向があります。

異文化の取り入れや性差別問題、人種問題などですね。

作品に社会的な問題を取り入れることは、一向に構わないと自分は思っています。

ファルコン&ウィンターソルジャーでは非常にうまく人種問題を取り入れながらキャラを深堀りすることができていましたから。

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ただ、やり方を間違えると作り手の思想がうるさいだけの作品になってしまうこともまた事実です。

社会的な問題へのフォーカスは、必ずしもキャラの深みにつながるわけではないことを示してくれた良い事例となりました。

主要ヒーローの不在 

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フェーズ4以降のMCUがいまいち盛り上がりに欠ける原因として、

主要ヒーローがいないということも挙げられます。

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これまでのインフィニティ・サーガにおいては、

『アイアンマン』
キャプテン・アメリカ
マイティ・ソー

など主要となるアベンジャーズメンバーがいました。

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こうした主要ヒーローを中心に、物語が紡がれていっていたんですね。

フェーズ4に入ってからは、
誰が主要なキャラになるのかいまいち掴めないまま新キャラが大量に登場していきます。

正直、どれも決定打に欠けるキャラクター性なのは否めません。

物語がどこに向かって進んでいるのか分からない作りになってしまっているのが大きな問題です。

スパイダーマン

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『ドクターストレンジ』

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という主要ヒーローはいるのですが、未だ分かりやすいリーダーとして描かれてはいませんよね。

では、この2人の素質はどうなのか。

スパイダーマンは、MCUにおいては発展途上の学生ヒーローで、能力も分かりやすいのでとりあえず良いとしましょう。

孤高のヒーローという彼特有の個性も獲得しましたし、若者代表としてヤングアベンジャーズを率いる素質は十分に秘めています。

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ドクターストレンジ。

彼は、能力自体が奇抜で分かりにくいです。

彼を説明するためには、今まで以上に丁寧な描写が必要になってきます。

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彼の扱える魔術は多岐に渡ります。

時には闇の自分と向き合ったり、
時には未来を予知したり、
時には魔界を訪れて悪魔と対峙したりと。

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やれることが多すぎるため、ちゃんと説明がないとなんでもできるチートキャラになってしまい兼ねません。

能力に制限がないと物語自体に緊張感がなくなってしまいますので、そこを意識して彼のキャラクター性をうまく形成していく必要があります。

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現段階では、大量に出てきたキャラ達とどう結びつけていくのか全容がはっきりしないままに、作品だけが増えていっています。

ファンであっても、MCU疲れしてしてしまうのは当然な状況なのです。

言ってしまうとフェーズ4に入ってからは、サーガ全体としての盛り上げ方・物語の運び方が前と比べて下手なのですね。

何を意識するべきなのか

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マーベルスタジオは、早くこのことに気づかないとマルチバースサーガは失敗します。

・キャラを出す『意味』を明確にする

・公開する作品の順番調整 

・映画だけで十分面白い物語作り

キャラを出す『意味』を明確にする

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とても重要なことです。
キャラを出す意味、つまりキャラの個性をしっかりと伝えることが大事です。

どんな生い立ちなのか、どんな思想を持っているのか、どんな葛藤を抱えているのか。

そして、ヒーローとなるきっかけは何なのか。

これを描いていくことで、ヒーローに説得力が生まれ、それは物語に存在する『意味』に繋がっていきます。

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アイアンマンは金持ち生まれの浪費家でしたが、
テロリストによる拉致の経験から、
自身の武器産業に疑問を持ち、
その結果自身が悪を裁くヒーローとなりました。

そして最後、自分のために生きていた男は世のため人のためを想って自らを犠牲に地球を救います。

だから、彼は魅力的なのです。

公開する作品の順番調整

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作品をいつどのタイミングで公開するかも大切です。

今のフェーズ4を見ていると、ヒーローが出てきてMCU世界において何の意味も成さない期間が長すぎます。

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ドラマとして大量制作することで公開スパンは短くなっているのかもしれませんが、
視聴者にとってその期間はさほど関係ないのです。

MCUの次の作品もう来たけど、また話進まなかったし何がしたいんだろう』

そう思われるだけです。

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大切なのは、
次の作品が来るごとに物語が進むワクワク感。

ここでサーガ全体としてのボルテージを上げたいという節目を、各作品ごとにもっと見せていく必要があると思います。

映画だけで十分面白い物語作り

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そして大きな物語の節目は、基本ドラマでやってはいけない。

物語は、映画で完結させる必要があります。

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ドラマを観ていない人も大勢いますからね。
ドラマはあくまで物語の補填の役割。

ドラマでの正しい深堀りの具体例を挙げるなら、
指パッチン後の世界の描写などですね。

それらの詳細な描写は、物語に深みを持たせてくれます。

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『Msマーベル』『ケイト・ビショップ』などの、

映画に絡めるヒーローの初登場をドラマで果たすべきではない

というのが自分の考えですね。

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そしてもっと言うならば、
フェーズという括りにドラマを含めるべきではないとも思います。

ここに含めるから、
フェーズ4は前フェーズと比べて乱雑としていて全体的に微妙だったという総評になってしまうのです。

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実際今の作りだと含めざるを得ない現状ですが。

ディズニープラスに加入していない人にとっては、あまりに不親切と言わざるを得ません。

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今のやり方でファンが離れるのをもっと危惧した方がいいかなと思います。

インフィニティ・サーガのように映画だけをフェーズとして一覧で並べた時に、
傑作だったという総評を持ってもらえるように映画で物語を説明して完結させる必要があるのです。

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最後に

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今回は、MCUの現状と今後の課題というテーマでお話してきました。

これだけ色々言ってきましたが、冒頭でもお話した通り自分はMCUの大ファンですし、本気で前の勢いを取り戻してほしいと想いからこの記事を作成しています。

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現在クアントマニアの失敗を受けて、ファンが求めているものと自分たちが供給しているものの認識の違いを自覚し、

マーベルスタジオは映画・ドラマ含めて公開スケジュールを大きく見直している最中です。

場合によっては作り直しも辞さない方針ですね。

ファンの意見を瞬時に汲んで、こうした改革を起こしてくれるのはマーベルスタジオの良さなので、そういうところが大好きです。

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この改革には、脚本家組合のストライキVFXアーティストの労働環境の改善など、制作サイドの意向を反映していくという計画も含まれています。

全ての体制を一度見直して、万人が楽しめる作品をまた世に送り届けて欲しいですね。

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この改革により、MCUが規模だけでなく物語としても、これまでのサーガを超えるような素晴らしいものになることを心から願っています。

それでは皆さま。

MCUは、まだやれるぞ。
MCU, You can do this all day.

ではまた。